熊本を深く知るための企画事業
令和5年度 事業内容
熊本の魅力や新たな一面を発見すること、熊本に愛着を持ち地域貢献意欲を高めることを目的とし、熊本に関する事柄をテーマにした熊本を深く知るための講演会を実施します。令和5年度は講演会を2回実施しました。
講演会①「島原大変肥後迷惑」&「肥後の里山ギャラリーについて」
実施日:令和5年11月11日(土)10:00~11:30
実施場所:肥後の里山ギャラリー
参加者:30名(学生15名、教職員15名)
内 容:
肥後の里山ギャラリーにて開催中の展覧会『上天草市・天草市・苓北町 連携企画 島原大変肥後迷惑―「自然災害伝承碑」までの道のり―』の展覧会場でギャラリートーク形式の講演会を行いました。
展示資料に最も詳しい安高准教授および村田氏による展示資料の解説を、展示室内を移動して展示作品を熟覧しながら聞きました。村田氏からは展示のしかたや工夫などについて解説が適宜加えられ、小堀俊夫館長からはギャラリーの沿革や役割などの説明があり、熊本で起こった大災害に関する資料を通して、当時の人々の思いや行いを理解し、記憶や記録の継承の大切さについて深く考えるとともに、熊本の文化発信の拠点としての肥後の里山ギャラリーについてよりよく知ることができる機会となりました。
講演会②「くまモン学」
実施日:令和5年12月12日(火)13:00~14:30
実施場所:対面およびオンライン参加(ハイブリッドでの開催)
参加者:108名(対面参加:91名 オンライン参加:17名)(学生92名、教職員16名)
内 容:
「くまモン学」とは、くまモンという突如出現した複雑なキャラクターの謎やくまモンが巻き起こした現象を解明するための新たな学問領域です。「くまモンとは何か」という謎に迫るとともに、その研究成果を学生の教育に活用、地域への還元も行なわれています。
この講演会では、空前の人気を誇るくまモンの誕生秘話から、なぜ人気者になったのか、熊本にどのような効果をもたらしたのか、を「くまモン学」の第一人者である 柳田紀代子 先生にお話しいただきました。会場には実際にくまモンが登場し、参加者はくまモン誕生や知名度とブランド価値向上の過程を知ると同時に、人気を呼ぶ大きなポイントである愛嬌のあるキャラクターを体感しました。